組み込みエンジニアはやめとけ？理由や向いている人の特徴を解説

組み込みエンジニアとしての就職を検討するにあたって「やめとけ」「きつい」と聞くことも多いのではないでしょうか？

結論、「組み込みエンジニアはやめとけ」と言われる理由は、以下の5つです。

「やめとけ」と言われる一方、組み込みエンジニアは給与の高さや働き方の自由さから、人気な職業であることも間違いありません。

そこで本記事では、組み込みエンジニアはやめとけと言われる理由や、それでも人気が高い理由、やりがい、年収、将来性などについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

DAI

組み込みエンジニアになって自分に合った働き方ができるかは、会社選びで決まります。就職するか悩んでいる人は、まず転職サイトに登録して、憧れの働き方ができる企業があるか見てみましょう。おすすめの転職エージェントは以下で紹介しています。
関連記事：組み込みエンジニアにおすすめの転職エージェント11選

組み込みエンジニアはやめとけと言われる理由

ここでは組み込みエンジニアが「やめとけ」「きつい」と言われる理由を解説します。

組み込みエンジニアが「やめとけ」と言われる理由は、以下のとおりです。

• 給与が低い会社もある
• 企業によっては残業が長い
• 企業によっては客先常駐が多く、人間関係で孤立する
• クライアントに振り回されやすい
• トラブル対応がつらい

以下で詳しく解説します。

給与が低い会社もある

組み込みエンジニアの年収は全体の平均年収と比べると高いですが、会社によっては相場より低い場合があります。

特に多重請負構造の最末端の開発会社に雇用されると、報酬は低いことが多いです。

請負構造とは、発注元が仕事の一部を下請け企業に任せる形態を示します。

下請け企業が更に別の下請け企業に業務を委ねることで、単価は次第に低下し、その結果として給料が減少する状況が発生します。

三次請け以降の企業に入ってしまうと、組み込みエンジニアでも年収が低くなるため、やめとけと言われることが多いです。

反面、自社開発企業や元請け企業では、年収が高くなる傾向があります。

企業によっては残業が長い

企業によりますが、長い残業も「やめとけ」と言われる要因です。

特に受託会社では残業が長引く傾向があり、その原因は以下の通りです。

• クライアントの求めている期限までに仕上げなければならないから
• 人手不足で、一人が抱える仕事量が多くなりがちだから

システムに不慣れな顧客との業務では、要求される成果物の納期が短すぎるため、残業せざるを得ない状況に陥りやすいです。 一方、自社の開発を手掛ける企業は、比較的残業が少なく、ホワイトな傾向が目立ちます。

企業によっては客先常駐が多く、人間関係で孤立する

クライアントの職場で活動する客先常駐は、同僚や知人がいないという孤立感が強い環境になりがちです。

「何かあればすぐに質問してください」と現場の人から言われても、彼らが「クライアント」であるため、気軽に質問を投げかけるのは難しいと思います。

もし新人であるなら、何をどう問い合わせるべきかさえ理解できないはずです。

さらに、案件の終了や契約期間の終了により、職場が変わるケースもあるため、どうしても適応しにくいというネガティブな点があります。

企業が客先常駐を実施しない場合は、それはデメリットにはなりませんので、心配無用です。

クライアントに振り回されやすい

クライアントからの依頼により利益を上げている会社だと、クライアントからの指示に引っ張られる傾向が見られます。

クライアントの指示に従って仕事を行うことは基本ですが、納期が考えられていない場合や、Webについての知識が不足しているために過剰な要求を受けることがあります。 複数の修正が必要な場合、残業が発生することもあり、クライアントによって仕事の進捗が影響を受ける可能性が高いです。

案件により混乱するという状況は、優良な企業であっても十分に起こります。

転職した後に後悔しないためにも、このような状況があることを理解しておきましょう。

ソフトスキルが身に付きにくい

組み込みエンジニアは技術的なスキルが重視されるため、ソフトスキルが身につきにくいと言われています。

特に個人での業務が主体の場合、コミュニケーションスキルやリーダーシップを要求されないことが多く、それらを仕事中に自然と獲得するのは困難です。

ただし、上流業務を担当する際には、情報収集能力、対話力、リーダーシップなどのソフトスキルも考慮されます。

クライアントとの対応も必要な場合があるため、実際にはソフトスキルは仕事を通じて身につけられることがほとんどです。

トラブル対応がつらい

トラブル対応が大変な点も、「やめとけ」とアドバイスされる理由です。

自分が管理する業務でトラブルが発生した場合、どこでも、いつでも対応が必要となることがあります。

• 帰宅後や休日でも出社する
• 夜間にリモートで復旧作業を行う

自分が書いたコードがエラーを出し、困難を引き起こした場合、精神的にも厳しい状況になります。

組み込みエンジニアがそれでも人気な理由は？メリットを紹介

ここでは組み込みエンジニアとして働くメリットを紹介します。

以下のメリットがあるため、組み込みエンジニアは人気な職業です。

• 未経験でも歓迎している職場がある
• 他の職種より平均年収が高い
• リモートで働ける職場が多い
• さまざまなキャリアパスがある
• 自分の働き方に合う会社を見つけやすい
• 転職がしやすい

以下で詳しく説明します。

未経験でも歓迎している職場がある

組み込みエンジニアはスキルや知識が必要とされる仕事ですが、実務未経験を募集している会社もあります。

もちろん開発実績は必要になりますが、組み込みエンジニアとして働いたことがなくても、転職が可能です。

業界全体では人員不足が常態化しており、未経験者も歓迎するケースが頻繁にあります。

しかし、スキルや知識が全くなければ、転職はできないでしょう。

転職を計画する前に、まずは知識やスキルを獲得したり、資格を取得することを考えましょう。

特に、以下の2つの資格は職種に関係なく、Web業界全体で役立つため、取得がおすすめです。

• ITパスポート
• 基本情報技術者

特にITパスポートは、全ての労働者が身につけたい基本的な知識が習得できる、相対的に簡単な国家資格です。

他の職種より平均年収が高い

組み込みエンジニアは他の職種と比較して平均年収が高いです。

求人ボックス給料ナビによると、Webエンジニアの平均年収は536万円でした。

一方で令和４年分民間給与実態統計調査によると、全体の平均年収は458万円となっています。

Webエンジニアの平均年収は、78万円程度高いとされています。 必要な技術力は高いですが、それに対応する給与も高いのが魅力です。

リモートで働ける職場が多い

パソコンがあると作業ができるため、リモートワークを取り入れている企業は多いです。

そのため、「週3日は在宅で仕事をし、週2日は職場に行く」のように、比較的自由度の高い働き方ができます。

通勤せずに働ける企業が多いのが、組み込みエンジニアの人気のポイントです。

さまざまなキャリアパスがある

組み込みエンジニアには、以下のようにさまざまなキャリアパスがあります。

• ITコンサルタントになる
• PM（プロジェクトマネージャー、プロダクトマネージャー）になる
• 違う職種のエンジニアになる
• 上流工程を担当するエンジニアになる
• フリーランスになる

自分の専門能力を向上させて年収を上昇させたり、マネジメントスキルを活用して年収を増大させたり、自分にフィットしたキャリアパスを選択できます。 未来を考えた際に数多くの選択肢があることが、人気の理由です。

自分の働き方に合う会社を見つけやすい

組み込みエンジニアになると、自分の働き方に合った企業を探すことができます。

エンジニアが入社しやすい環境を作るために、多くの企業が福利厚生や働き方を整備していることが一因です。 現在、エンジニアの市場価値が高いため、企業はエンジニアを迎え入れるために待遇を良くしている傾向があります。

たとえば、以下のように、仕事とプライベートを両立させやすい状況が多く存在します。

• ノー残業デーを取り入れている
• 残業時間を月20時間以内に抑えている
• フレックス勤務を導入している
• リモート勤務を許可している

そのためワークライフバランスを重視したい人は、組み込みエンジニアへの転職がおすすめです。

転職がしやすい

エンジニアの市場価値が高い点は、転職しやすいというメリットにつながります。 現在、エンジニアは不足しており、多数の企業が採用を希望しているため、転職に問題を抱えることはほとんどありません。 いくつかの人々は、在職中でも、定期的にスカウトがやってきます。

ライフステージが転換した時に、勤務形態を変えるための転職もできます。

組み込みエンジニアのやりがいは？

ここでは、組み込みエンジニアのやりがいを紹介します。

組み込みエンジニアには以下のやりがいがあるため、楽しく仕事を続けやすいです。

• 頑張りが給与に反映されやすい
• 学習したことが成果に反映されやすい
• ものづくりができるので楽しい

以下で詳しく解説します。

頑張りが給与に反映されやすい

組み込みエンジニアは、頑張って成果を上げると、その分給料も上がりやすいです。

IT業界では、成果主義の文化が一般的で、業績や貢献度に基づき給与が上昇することがよくあります。

昇給のスピードも速いため、3年間で年収が300万円から500万円まで引き上げられることもあります。

労働の成果が給料に反映されるので、充実感を覚えやすいでしょう。

学習したことが成果に反映されやすい

組み込みエンジニアのやりがいは、学んだことを成果に反映させられることです。

学習を行うことで仕事の効率性が高まり、作業をスピーディーに進めたり、企画案を提案できるようになるでしょう。 成果を上げることで年収が上昇し、スキルを高めることで自分の生活を充実させることが可能となります。

ものづくりができるので楽しい

組み込みエンジニアは誰かのためになるサービスを作ることができるので、やりがいを感じられます。

自分が開発したサービスに対するフィードバックが返ってきて、社会に貢献していると感じながら働くことができるのが魅力となっています。 「何のためにこの業務を行っているかが明確でない」という事がないので、モチベーションを維持しながら作業ができます。

組み込みエンジニアはやりがいを感じながら働ける人気の仕事なので、気になった人はぜひ転職を検討しましょう。

エンジニアの平均年収は？

以下は、エンジニアの平均的な年収と月収です。

引用：求人ボックス「Webエンジニアの年収・時給・給料(求人統計データ)」

エンジニアの役割では、多様な知識やスキルが頻繁に必要とされます。技術力の要求が高いほど、平均年収も高くなる傾向があります。

年代別の平均年収は、以下のとおりです。

引用：求人ボックス「Webエンジニアの年収・時給・給料(求人統計データ)」

エンジニアは20代でも、平均的な年収が高く、300万円を超過しています。

また、40代以降ではマネジメントなどの仕事への関与が増え、それが年収を上げるチャンスとなります。

しかし、専門の知識や技術を持っている人と持っていない人とでは、年収に大きな格差が生じます。

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より多くの年収を得たいと思うなら、仕事で必要なスキルや資格を取得しましょう。

組み込みエンジニアの将来性は？

「やめとけ」「ブラック」「きつい」と言われることもある組み込みエンジニアですが、将来性があります。

組み込みエンジニアに将来性があると言える理由は、2つあります。

• 組み込みエンジニアの需要は今後も伸びるから
• 組み込みエンジニアの人材は足りていないから

以下で詳しく解説します。

組み込みエンジニアの需要は今後も伸びる

IT領域の仕事は将来的になくなることはなく、需要は常に増加しています。

DX化を推進する人材が求められているため、組み込みエンジニアの需要は今後も伸びていくでしょう。

「AIが仕事を奪うのではないか」という不安が近年出てきていますが、全ての業務が消滅するということはありません。 これからはAIを利用する仕事に増え、AIを活用して効率的にタスクを進める能力を持つ人材が必要とされます。

組み込みエンジニアの人材は足りていない

IT業界の必要性は増しているものの、人材が足りないという問題が存在します。

経済産業省が示しているデータによれば、2030年までに約45万人ものIT人材の不足が予想されています。

引用：IT人材需要に関する調査（概要）

この情報からも、IT業界には未来があることがわかります。

組み込みエンジニアも需要に対して足りていないため、将来性が高い職業といえます。

組み込みエンジニアに向いている人の特徴

ここでは、組み込みエンジニアに向いている人の特徴を解説します。

以下のような人は、組み込みエンジニアに向いています。

• リモートで勤務したい人
• 自発的に学習を続けられる人
• 論理的思考力がある人
• 自分で考えて行動できる人
• 柔軟性がある人
• 細かな作業が苦にならない人
• チームワークを大事にできる人

以下で詳しく解説します。

リモートで勤務したい人

リモートで勤務したい人は、組み込みエンジニアになるのがおすすめです。

単独で行える作業が多いため、リモート制度を導入している企業が数多く存在します。

オンラインの仕事をすると、次のような利点が存在します。

• 通勤に時間がかからないので、趣味や勉強に時間を費やせる
• 好きな場所で仕事ができる
• 突然人に話しかけられることがないので、集中して働ける

ワークライフバランスを重視する人に、組み込みエンジニアはおすすめです。

自発的に学習を続けられる人

組み込みエンジニアとして稼ぎ続けるためには、常に学び続ける姿勢が大切です。

例えば、開発に必要なプログラミング言語には流行があり、新しく学び直すことが求められることもあります。

新たに学習することは困難ですが、絶対に必要な取り組みです。

そのため、自発的に学習を続けられる人は組み込みエンジニアに向いています。

論理的思考力がある人

組み込みエンジニアとして活躍するためには、論理的思考力（ロジカルシンキング）も欠かせません。

業務では、物事を体系的に考え、結果に到達する方法を考える力が必要とされます。 システムの設計や開発スケジュールの管理など、多様な側面で論理的思考力が求められることがあります。

論理的思考力はいくつもの業界で役立つ技能なので、日々意識してみると良いでしょう。

自分で考えて行動できる人

指示待ちではなく、自ら行動できる力のある人も組み込みエンジニアに向いています。

組み込みエンジニアは指示された通りにプログラミングをしているイメージがありますが、実は率先して考え、行動する力が必要です。

例えば、企業の問題に対してどう対処するかを提案したり、行動を促される場合があります。

何が求められていて、それに対してどのような行動や提案ができるのかを考えられる人は、組み込みエンジニアに向いています。

柔軟性がある人

多様な状況に対して、柔軟に対処できる能力も重要です。

組み込みエンジニアとして働いていると、突発的なトラブルに巻き込まれることがあります。

例えば、作成したシステムが不具合を生じるなど、様々な規模の問題が発生する可能性があります。 このような困難に対して、柔軟に対処できる力も仕事には欠かせない力です。

細かな作業が苦にならない人

細かな作業が苦にならない人も、組み込みエンジニアに向いています。

本番作業では特に、設計書や手順書に基づいて開発を進行させる必要があります。 些細なミスが原因で障害が発生したり、正常に動かなくなったりするので、細かい作業を一つずつ丁寧に進めていくことが必要です。 逆に、ざっくりと進行する人は、問題を生む可能性があるため、合っていないかもしれません。

チームワークを大事にできる人

チームワークを大事にできる人も、組み込みエンジニアに向いています。

一人で黙々と作業していると思われがちな組み込みエンジニアですが、実際はチームワークが欠かせない職業です。

通常、プロジェクトは数人でチームを形成し進行するため、進行状態の報告や、不明な点があったらすぐ質問するなど、スムーズなコミュニケーションが不可欠です。 たとえば、障害が起きたときには、チーム間で情報を共有しながら、関係者に状況を明確に伝える力が必要です。

組み込みエンジニアに向いていると思った人は、ぜひ転職を検討してみてください。

以下の記事で組み込みエンジニアにおすすめの転職エージェントを紹介しています。

関連記事：組み込みエンジニアにおすすめの転職エージェント11選

組み込みエンジニアに向いていない人の特徴

ここでは、組み込みエンジニアに向いていない人の特徴を解説します。

以下の人は、組み込みエンジニアに不向きでしょう。

• コミュニケーション能力が低い人
• マルチタスクが苦手な人
• 学習するのが好きではない人

以下で詳しく解説します。

コミュニケーション能力が低い人

エンジニアの作業は一人で完了するものではなく、顧客やプロジェクトメンバーとの関係を築きながら進行する必要があります。

コミュニケーション能力が低いと、作業の進行が滞り、キャリアの成長も難しくなります。

日常的にコミュニケーションを取ることで仕事のミスを減らせるため、非常に重要な能力といえます。

マルチタスクが苦手な人

組み込みエンジニアとして働いていると、仕事の同時並行が求められるシーンが多くあります。

だからこそ、一つのタスクにだけ焦点を当てられないと、仕事のパフォーマンスは下がってしまうのです。

ある程度マルチタスクができる力は、組み込みエンジニアに必要です。

学習するのが好きではない人

組み込みエンジニアは新しい技術を覚えれば覚えるほどスキルアップしていきます。

プログラミング言語の新知識を習得する必要があるため、インプットが不得手だと、業務遂行が大変になります。 業務の内容によっては、自身の知識やスキルだけでは不足する場合もあるので、学ぶことが苦手な人には向きません。

組み込みエンジニアが避けた方がいい会社の特徴

ここでは、組み込みエンジニアが避けた方が良い会社の特徴を解説します。

以下のような会社は避けた方がよいでしょう。

• 孫請けになっていて給与が低い職場
• 営業力は強いが技術的な視点を持っていない会社
• 教育体制が整っていない会社
• 「誰でもOK！」という求人を出している会社
• 20〜30代が極端に少ない会社

以下で詳しく解説します。

孫請けになっていて給与が低い職場

多重請負体制の最下層の開発受託企業に勤めると、給料が低くなる傾向があります。

請負構造とは、発注元が仕事の一部を下請け企業に任せる形態を示します。

元請けが上流工程を実行し、それ以外の下流工程は下請けが実行するため、下請けになるほど、給料は低くなります。

年収は250万～350万程度に制限され、受注する案件の中には中抜きが多く、結果的に売上も少なくなります。

それ故に、何年間も働いても昇給が難しい可能性があります。

これを回避するためには、直接契約関係のある企業で働くことが必要です。 転職や就職を検討しているなら、入社を考えている会社が元請けか下請けかを確かめることが必要です。

しかし、元請けか下請けかは求人情報には明確に記載されていないことがほとんどなので、企業のポジションを把握するためには、取引相手を確認することが大切です。取引先がSESだけであれば、それは孫請けということになります。

一方、発注主に近い立場にいると、給与が上がることが多いので、おすすめです。

営業力は強いが技術的な視点を持っていない会社

「とりあえず営業だけやってます！」と述べる、社長や営業担当者がITを把握していない会社は、ブラック企業の可能性があります。 システム開発には、言うまでもなくITの知識が必要不可欠です。

工程の算出や納期の設定、適切な人材の配置、クライアントが要求する品質のアウトプットなど、どのシーンでもITの知識が必須です。

それにもかかわらず、ITを理解していない社長や営業が指導を行う企業では、システム開発者にストレスがかかります。 例えば、営業がトラブルを起こす可能性が高い案件を取得したり、期限内に完了させるのが難しい案件を取得した場合、そのリカバリーには多くの時間を必要とします。その結果、労働時間が長引く可能性もあります。 営業と開発担当者が連携できない状態では、仕事がつらくなるため、注意が重要です。

教育体制が整っていない会社

教育の体制が整っていない会社では、全てを自己学習しなければならず、入社後の課題が増えます。

次のような問題に直面する可能性があるため、教育体系がしっかりしているかを前もって確認しましょう。

• 社内のシステムを理解するのに時間がかかり、長期間働いてもパフォーマンスが出せない
• 何を勉強すればいいかわからない
• 横のつながりが薄いので、相談や質問がしにくい

未経験からの転職を考えているなら、特に教育制度が整っている企業を選ぶのがおすすめです。

「誰でもOK！」という求人を出している会社

誰でも大丈夫！と謳っている企業は避けるべきですね。 なぜ誰でも可能なのか、それは複雑なことを頼まないからです。

単純な作業ばかりを行っていると、以下のような結果になります。

• 安い給料のまま働かされる
• 簡単な作業を繰り返し任されるので、スキルが身につかない
• 同じ作業を続けていてもキャリアアップができないので、将来に繋がらない

このような状態だと、安い給与のままでスキルを上げることは難しくなります。

このような組織では、入社のハードルが非常に低いので、早急に内定が出るかもしれません。

ただ、内定が出たとはいえ、すぐに職に就くのではなく、本当にその職場で技術を上げられるのか、慎重に考えてみましょう。

20〜30代が極端に少ない会社

20〜30代の従業員が極端に少ない会社は、おすすめとは言えません。 若者の数が著しく少ない場合、その会社は以下の特徴を持つ可能性があります。

• 年功序列になっていて、20〜30代は年収が上がりにくい
• 役職が詰まっていて、キャリアアップができない
• 教育体制が整っていない

あなたが志望する会社の年齢構成は、事前に確認しておくことが重要です。

組み込みエンジニアにおすすめの後悔しない会社の特徴

ここでは、組み込みエンジニアにおすすめする会社の特徴を紹介します。

次のような会社は、優良企業である可能性が高いと言えます。

• 直請けの会社
• 自社のサービスを持っている会社
• スキルアップできる機会を設けている会社

以下で詳しく解説します。

直請けの会社

受託開発会社にとって、直接の依頼であれば、余分な中間コストがないため、比較的に給料が高くなります。

三次請け以降の組織に所属していると、案件の価格が低いため給料が減少します。

直接契約、または最低でも二次請けの企業を選ぶのがおすすめです。

自社のサービスを持っている会社

自社開発を行う企業は、中間コストがかからないため、給与が高くなりやすいです。 自社開発企業ならではの利点として、利用者から直接サービスの評価を受ける機会が多く、これが働く意欲を維持するのに役立ちます。 困難な納期で開発することが少なく、時間に追い詰められることが比較的少ないため、働くスタイルはホワイトになりやすいです。 しかし、自社開発企業は人気が高く、求められる能力も高いので、SESや受託会社と比べると入社が難しいです。

そのため、受託会社での経験を経てから自社開発企業に転職するのも一つの選択肢です。

スキルアップできる機会を設けている会社

スキルを伸ばす可能性のある会社もおすすめです。

スキルを向上させる企業に入ると、次のような利点が存在します。

• 自分のやりたいこと、学びたいスキルの習得ができる
• 実績を自分で作ることができる
• 裁量のある立場を任せられる
• 優秀な上司や同僚がいる

さらに、研修の費用や書籍の購入費を支給してくれる会社もいくつかあります。

このような支援制度が完備されている会社を選べば、スキルを伸ばす機会もあり、発展しやすくなります。

未経験でも組み込みエンジニアになれる？

組み込みエンジニアに未経験からなることは可能です。

ただし、開発実績がない完全未経験から組み込みエンジニアになることはできません。

プログラミングスクールでの勉強と自分で開発したポートフォリオにより、未経験でも雇用される可能性が増します。 経験がまったくない方は、プログラミングスクールや独立学習でポートフォリオを作成した後で、転職の動きを始めることをおすすめします。

組み込みエンジニアにおすすめの転職エージェント・サイト3選

関連記事：組み込みエンジニアにおすすめの転職エージェント11選

それぞれのエージェントの特徴について、以下で詳細に説明します。

ワークポート

ワークポート公式サイト：https://www.workport.co.jp/

ワークポートは、IT業界の求人に力を入れている評価の高い総合転職エージェントです。

ワークポートの大きな魅力は、以下の2点です。

• キャリアアドバイザーのIT領域に対する専門性が高い
• 経験年数が浅くても応募できる求人がある

ワークポートは、「ITビジネス分野に焦点を当てたエージェント」から「包括的なエージェント」へとサービスを広げた経緯があり、特にIT分野での成果と知識が豊富です。 だから、IT業界の求人に詳しいだけではなく、キャリアカウンセリングの専門性も高く、その点が評価されています。

DAI

以前、ワークポートを使った経験があり、IT分野に精通したキャリアアドバイザーに対応していただきました。

【ワークポート】IT業界へ未経験に転職する人向け

エンジニア、インサイドセールスの方向け！IT転職に強いエージェント。

ワークポート公式ページを見る

Green

公式サイトより引用：https://www.green-japan.com/

Greenは、IT・Web系スタートアップ企業にて働きたいと考えている人々に適した転職サイトです。

Greenは、IT・Web業界特化型の転職サイトです。

Greenには、以下のような特徴があります。

1. 豊富な職種の求人を掲載
2. スタートアップ、外資、上場企業など幅広い企業の求人を掲載
3. 応募したい企業の雰囲気がつかみやすい
4. 職種未経験OKの場合あり

豊富な職種の求人を掲載

GreenはIT・Web業界に特化した転職サイトですが、求人で募集している職種の種類は多岐にわたります。

• エンジニア
• デザイナー
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• マーケティング職
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スタートアップ、外資、上場企業など幅広い企業の求人を掲載

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現職とは違う形式の会社で働きたいと思っている人にもおすすめです。

応募したい企業の雰囲気がつかみやすい

Greenのメリットは、応募したい企業の雰囲気がつかみやすいという点です。

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公式サイトより引用：https://www.green-japan.com/

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まとめ

本記事では、「組み込みエンジニアはやめとけ」と言われる理由について解説しました。

会社によっては、残業時間が長かったり、給与が市場価格よりも低いことがあるので、転職を考える際には注意が必要です。

ですが、以下のメリットからすると、確かに人気の職業であることは間違いありません。

組み込みエンジニアになって自分に合った働き方ができるかは、会社選びで決まります。

就職するか悩んでいる人は、まず転職サイトに登録して、憧れの働き方ができる企業があるか見てみましょう。おすすめの転職エージェントは以下で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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